10月第2週ドル円市場展望｜雇用統計でドル円続伸も北朝鮮のミサイル発射懸念で失速
アメリカの雇用統計で平均時給が改善していたことにより、
雇用統計直後は強いドル買いの動きが発生しました。
それに伴ってドル円は先週高値を更新し、
113.500円手前まで続伸したため、
このまま円安の流れになるかと思われました。
しかし、
北朝鮮が週末にミサイル発射実験を行う可能性があるとのニュースが入ると、
安全資産とされる円が買われ、ドル円は続落。
最終的に112.640円付近まで下げて、
先週の相場を終えました。
来週10日は北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日であり、
この日までにミサイル発射実験を行う可能性が高いと考えられますので、
バイナリーオプションでは問題ないと思いますが、
FXでは10日を過ぎるまでトレンドが予測不能なので
トレードを控えたほうが無難かもしれません。
では、
バイナリーオプションにおけるテクニカルチャートのポイントを見ていきましょう。
ドル円のエントリーポイント
これはドル円の日足のテクニカルチャートです。
北朝鮮のミサイル発射実験リスクが高まったあと、
ドル円は急落し、現在は9日移動平均線がサポートとなっている状態です。
北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日である10日まで大きく上昇する可能性は低そうですが、
仮にミサイル発射実験を行ったとして、
それがさらなる緊張感につながらないのであれば、ドル円は円安方向に加速することになるでしょう。
現時点では10日を待ち、
柔軟に対応していきたいところですが、
基本的には下げたところでハイでエントリーしたいと考えています。
バイナリーオプションでポイントとしたいのは以下の通りです。
【ドル円のポイント】
①9日移動平均線の上で反発すれば、直近高値までハイで攻める
②61.8％ラインまで落ちてきたら一時的にハイで攻める
③61.8％ラインを明確に割り込めば黄色の200期間移動平均線までローで攻める
④10日を過ぎたらトレンドに沿ってエントリーする
10月第2週ファンダメンタルズのポイント
【北朝鮮のミサイル発射リスク】
北朝鮮の朝鮮労働党創建記念日を10日に控えており、
この日もしくはこの日までにミサイル発射実験を行う可能性が指摘されている。
北朝鮮はすでにアメリカ西海岸まで届くミサイルを開発済みと報道されているため、
ミサイル発射実験の内容によっては軍事衝突の可能性がさらに高まり、円高に動く可能性がある。
来週の主な経済指標
【10/10（火）】
8：50 国際収支（日）
23：00 ミネアポリス連銀カシュカリ総裁講演（米）
【10/11（水）】
8：50 機械受注（日）
20：00 MBA住宅ローン申請指数（米）
20：15 シカゴ連銀エバンズ総裁講演（米）
【10/12（木）】
3：00 FOMC議事録公表（米）
3：40 サンフランシスコ連銀ウィリアムズ総裁講演（米）
8：50 国内企業物価指数（日）
13：30 第三次産業活動指数（日）
21：30 生産者物価指数（米）
21：30 新規失業保険申請件数（米）
23：30 パウエルFRB理事講演（米）
【10/13（金）】
21：30 消費者物価指数（米）
21：30 小売売上高（米）
23：00 ミシガン大学消費者信頼感指数（米）
【10/14（土）】
0：30 ダラス連銀カプラン総裁講演
2：00 パウエルFRB理事講演
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